ULTRAMAN・7SEEDS・星矢、Netflix配信作の声優が作品の垣根越えトーク
NETFLIXにて配信されるアニメタイトルを集めたイベント「NETFLIXアニメフェス スペシャルステージ ~ハシャげ、世界!~」が、東京・東京ビッグサイトにて開催されている「AnimeJapan 2019」にて、本日3月23日に行われた。
イベントではまず「新世紀エヴァンゲリオン」より同アニメのテーマ曲を手がける高橋洋子が登壇し、「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」をメドレーで歌唱。高橋は2曲を披露したのち、「新世紀エヴァンゲリオン」がNETFLIXで6月21日より配信されることを告知し、ステージを後にする。
その後「ULTRAMAN」より早田進次郎/ULTRAMAN役の木村良平、「7SEEDS」より岩清水ナツ役の東山奈央と青田嵐役の福山潤、「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」よりペガサス星矢役の森田成一と城戸沙織役の折笠富美子が登壇し、作品の枠を超えたクロストークを実施。フル3DCGで描かれる「ULTRAMAN」について木村は「内容もヘビーというか、大人っぽい社会派なストーリー」と解説し、「(モーションアクターを担当している)役者さんが演じたものをCGにしてそれに声を当てていくんですが、役者さんの表現を生かしつつ木村良平の芝居も乗せていくのは大変でしたね」とアフレコについて説明する。本作が特撮ドラマ「ウルトラマン」を題材にしていることもあり、森田は「昔『ウルトラマン』ごっこをよくやっていました」、福山は「僕は潤というちょっと女の子っぽい名前なので、どうして名前を(『ウルトラマンタロウ』)のタロウにしてくれなかったんだ!と小さな頃に母親に言ったことがあります(笑)」と幼少の頃を振り返った。
続いて「7SEEDS」について東山は「全35巻の原作を3日くらいで読破しました。あの壮大な物語をどう着地させるのか、読んでいて予想がつかなかったです」とコメント。折笠も原作の読者であることを明かすと、東山と福山は「現場の役者さんの読了率もすごいんです」「アフレコの休憩時間は(みんな原作を読んでいて)マンガ喫茶みたいになってる」とアフレコ現場の様子を紹介する。また司会の吉田尚記アナウンサーから「心理描写が細かい作品なので、キャラクターの気持ちを考えるのが楽しいというか、やりがいがあるのでは」と問われた東山は、「楽しいんですけど、サバイバル作品なので『どう生きていくか』っていうのを毎回考えて、真っ青になりながら演じています。『これを演じきれなかったら、何のために声優になったんだろう』って思わせられるくらいのものを役から感じています」と熱く語った。
最後に「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」の紹介パートで森田が、星矢を彷彿とさせる赤いTシャツを着用していることについて吉田アナウンサーからツッコまれると、木村からは「『ULTRA(MAN)』を応援するための赤じゃないんですか?」との質問が飛ぶ。すると森田は「(過去に星矢を演じていた)古谷(徹)さんも、収録などのときには赤いTシャツでいらしていたということで、それを引き継いで僕もなるべく『星矢』のときは赤いものを身につけようと。『ULTRAMAN』でもハヤタ隊員の遺伝子が受け継がれていますが、僕も(古谷と同じ)青二プロダクションに入って星矢の遺伝子が乗り移りました(笑)」と回答。また海外で制作された英語版の映像を吹き替える形で制作されている本作について、福山が「英語版のペガサス流星拳ってどう言ってるの?」と質問すると、折笠は「(Netflixは日本語以外の音声も聞けるので)聞き比べてみてください」と、Netflixの特性を生かしてアピールする。さらに折笠は日本で制作された過去の「聖闘士星矢」シリーズの登場人物と本作のキャラクターの違いについて、「私が過去作で演じていた城戸沙織よりも、ちょっと気が強くなっているかなって思いますね」と述べた。
「ULTRAMAN」は4月1日、「7SEEDS」は今夏、「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」は7月19日よりNetflixで全世界独占配信される。